都市と境地のあいだ

地方からのまちづくりのお話

仮説設定できる強力なツール

勝間和代さん。「カツマー」という愛称で知られる勝間さんの著作を読んでいます。

2008年だから今から10年前に書かれた本なんだけど、その有用性は色褪せない。

勝間和代のビジネス頭を創る7つのフレームワーク力 ビジネス思考法の基本と実践

勝間和代のビジネス頭を創る7つのフレームワーク力 ビジネス思考法の基本と実践

  • 作者: 勝間和代
  • 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
  • 発売日: 2008/06/15
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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仮説設定に方法があるとは、知らなかった。。。

 

ちきりんさんをはじめ、外資系コンサル出身の人が2✖️2、もしくは、3✖️3のフレームワークから入るのは、なぜなのか?

 

   
   

 

MECE(MECE(ミーシー)とはMutually Exclusive and Collectively Exhaustive(モレなくダブりなく、の意)の頭文字をとったもので、「ミッシー」とも呼ばれます。)の状態を強制的に作り出して、精度の高い仮説を作るためだったんですね!

 

多分ビジネスパーソンにとっては、基本的なことだと思いますが、仮説設定のフレームワークであったということを認識している人は少ないのではないでしょうか。

 

身近な事象にあてはめてみます。

 

例えば、「幸せな人ってどんな人?」

 

多い     友達の数      少ない
B A
C D
  少ない     心を開ける友達の数      多い

 

縦軸を「友達の数」、横軸を「心を開ける友達の数」にしました。

例えば、事象Cは、「心を開ける友達の数」も「友達の数」も少ない。

 

このあてはめが失敗しているのは、

①幸せという概念に対して、MECEを図るのは難しい

②①に加えて、軸の設定で、友達の数をあてはめたのは主観的である

 

という点が挙げられます。

 

このように一朝一夕ではうまくいきませんね。著書では、仮説設定ができるようになるまで、半年から数年のスパンの地道な積み重ねが必要だと説いています。

 

実践方法は、著書にかいてあるので、ご参照ください。

 

KJは、政策立案にこのフレームワークを当てはめて訓練していきます。うまくいった例があったら、このブログで報告しますね。

 

ではではー!